洋間キッチンカウンター、和室床の間・天井等、随所に銘木を使用した家(柏市C様邸)
床框と床板は弊社納入ではありませんが、槐床柱と良く合っています。
- 床柱:槐(エンジュ)無垢天然 (寸法:3000×125)
- 幕板:杉無垢笹杢 浮造り仕上げ(寸法:910×175×24)
- 広縁天井:葭材(バラ節)
- 竿:晒竹平割
玄関を入ると、廊下の先に和室の床の間が見える造り。C様が床の間にこだわった理由がわかります。
「幕板」は最近ではあまり見かけなくなりました。杉の杢目が楽しめる使用の仕方だと思います。
- 広縁天井:葭(バラ節)
- 竿:晒竹平割
和室障子の上側はオープンで、広縁側の天井が見えるようになっています。鴨居を吊るためにワイヤーを設置しているのですが、それを被せる化粧材に本煤竹を使用しました。
- キッチンカウンター:タモ無垢天然(クリア塗装)1800×380×50/900×350×50
- 洋間カウンター:杉無垢天然(無塗装)800×500×35
タモ無垢天然キッチンカウンター(クリア塗装)
クリア塗装は、木目の凹凸が出る仕上げの塗装にしております。そうすると、より素材感がでます。
杉無垢 天然板(無塗装)
洋風のリビングとキッチンですが、杉やタモの銘木も良く調和しています。
栃無垢天然玄関敷台。節や天然部分もそのまま生かしたインパクトのある敷台です。無塗装で仕上げています。
ニッチ棚板:タモ無垢天然板 (名栗加工)
玄関天井:杉柾目透天井。弊社納入ではないですが旅館のような素敵な玄関です。
壁は塗り壁。竹の模様が和風感を演出しています。弊社がご紹介した会社で塗り壁の施工したそうです。
名栗(ナグリ)加工。ツキノミという道具で、表面をはっつていく職人による伝統的な加工です。木目に動きが出て、柾目の板でも表情が変わって見えます。
- L字組加工カウンター:クルミ天然板
- ニッチ棚板:ブラックウォールナット天然板(寸法:1200×180×30)
2階カウンター。クルミ天然板 L字加工(弊社は加工のみ)。お施主様自ら探してきた天然板を弊社でL字組加工をしました。信楽焼の水皿を入れるための丸い穴あけ加工をしております。ニッチカウンター板。小さなブラックウォールナット天然板を仕上げて使用しました。
穴あけ加工
ニッチカウンター:ブラックウォールナット
お子様も一緒に弊社に何度もお越し頂き、色々な銘木を吟味し、時には掘り出し物の銘木を探しながら、作り上げたC様の家。綺麗に加工しすぎない自然な感じのを残すご要望があり、苦労しましたが、楽しみながら加工・納品させて頂きました。